日本で夏の風物詩といえば、花火やかき氷、夏祭り。
突然ですがかき氷って英語で何というか知っていますか?
普段なかなか使わない単語ではあるので、意外と知らない方も多いかもしれません。
国が違えば文化や風習も違ってくるので、夏といえば○○のような風物詩的なものも、国によって変わって変わってくるので色々調べても面白いかもしれませんね。
かき氷は英語で shave Ice 削った氷・・・そのままですね!
かき氷って英語でなんというのか?
アイスクリームならわかるけど・・・という方も多いのでは?
夏しか食べないかき氷、海外ではどのくらい食べられているのか?
味や食感、トッピング等デティールにこだわる日本人ならではの気質が日本の多彩なかき氷文化を生み出しているのかもしれませんね。
さて本題、かき氷は英語で何というのか。答えは・・・
shav ice、つまり削った氷。
shave(削る) +ice(氷)。単語を聞いたら「あー、なるほどね~。」となりますよね。
shave(シェイブ)は剃る、削るという意味。ひげ剃りシェーバー等、日本語にもなっていますね。
かき氷も氷を削って作るので、shave iceとなります。
例文
「あなたは日本でかき氷をたべたことありますか?」というフレーズを英語でいう場合。
“Have you ever eaten shave ice in Japan?”となります。
そもそも外国にかき氷ってあるの?
イギリスに留学していた頃、ヨーロッパも数か所夏の休暇などで訪れましたが、かき氷に遭遇したこは一度もなかったんですよね。アイスクリームやジェラートはありましたがかき氷はなかった。
そもそもイギリスには夏祭りもなければ、夏の花火も無ければ、かき氷も、金魚すくいもありません。
その点ではヨーロッパの夏の風物詩は日本とは共通するものはあまり無いといってもいいかもしれません。
今回かき氷という単語を紹介するにあたり、かき氷を食べる習慣がある国が世界にどのくらいあるのか気になったので調べてみました。
どうやらかき氷が進化して文化として定着しているのは日本、台湾、韓国、フィリピン、ハワイなどの夏の気温が高い熱い国々のようです。
台湾のかき氷と特徴は、氷に砂糖水を加え、さらにタピオカや里芋を加えてつくるので、ふわふわ柔らかい食感になっています。日本でも台湾スイーツ人気じわじわ来てますよね。
先ほどイギリスではかき氷を見たことがない、と書きましたが、ヨーロッパのかき氷ではどうなのか調べてみました。
ヨーロッパのかき氷事情
前述したように、イギリスにはかき氷はありません。ドイツ、フランスでもかき氷にあたるスイーツは無いようです。
これらの国は北海道と同じくらいの緯度に位置するため、夏はそれほど熱くなく、エアコンも無いくらいなのです。
だから夏でもアイスクリームくらいでちょうど良いのかもしれません。
しかし最近は地球温暖化の影響もあり、夏に気温が38度を記録する日も出てきたため、フランスでもいくつかの店舗ででかき氷を提供し始めたようです。
しかしイギリス、フランス、ドイツでのかき氷普及率はまだまだといえます。
一方スペイン、イタリアなどの緯度の低い国では、かき氷にかなり近いスイーツが存在します。
イタリアではかき氷とほぼ同じ製法の、ロ-マで生まれたGrattachecca(グラッタケッカ)があります。
氷を細かく削り、それにシロップをかけます。こちらは製法として一番かき氷に近いですね。
スペイン語ではraspadilla(ラスパディージャ)または Granizado(グラニザード)があります。グラニザードはレモネードのかき氷版のような感じですね。ヨーロッパでも南の方の夏の気温が上がるところではキーンと冷えたかき氷タイプのスイーツが存在するのですね。
これ以上温暖化が進むと困りますが、しばらくは夏の気温は高そうなので、ヨーロッパでかき氷ブームがくるかもしれません。