Typhoon(タイフーン)の語源は台風ってほんと?Typhoon の語源にせまる!

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台風は英語でなんて言う?

台風は英語でTyphoon (タイフーン)といいます。

あれ?なんか日本語の台風と似てない?と思いますよね。

日本語が英語になった自然現象はTunami(津波)がありますが、Typhoon(タイフーン)も日本語から英語になったのでしょうか?

台風の語源にせまる!

台風のことは日本では、古くは「野分き」(のわき、のわけ)と呼んでいたそうです。

野を分けるほどの強い風のことを表し、枕草子にも「野分き」という言葉が出てきます。

その後は「嵐」「大嵐」などの呼び方をされ、江戸時代からは、中国で強風を表す言葉「颶風」が台風を表す言葉として使われるようになりました。1857年に蘭学者の伊藤慎蔵慎蔵が熱帯低気圧につての専門書「颶風新話」を訳しています。

台風という言葉は日本では明治時代末に 当時の中央気象台長、岡田武松が「颱風」という言葉を初めて使ったのが最初で、それまでは風速32.7メートル以上の強風は「颶風(ぐふう)」と呼んでいたそうです。

「颶」という字は中国では大きな激しい風を意味します。1946年以降当用漢字が定められてからは「颱」の字が「台」に変わり、「台風」という表記が一般的に使われるようになりました。したがって台風という言葉が使われるようになったのは、大正時代からで、以外に新しい言葉なんですね。

英語のTyphoon の語源に迫る

では英語のTyphoon の語源に遡ってみたいと思います。

オックスフォード英語辞典によると、イギリスの15世紀の文献の中に台風を表すtouffonという古英語の綴りがあり、これが現在のtyphoonという綴りへと変化していったようです。

ギリシャ神話の中に風の神TYPHON(テュポーン)という怪物がいます。

半身半獣のこの怪物は、ゼウスをも倒す最強最大の神です。

タイフーンという単語はこのギリシャ神話TYPONからきているのではないかという説もあります。

ほかには、 アラビア語の嵐を意味するtufanという単語からきているのではないかという説。

中国語の「大風」(タイフン)が起源とする説。

言葉は時代とともに様々な影響を受けて変遷していくものなので、どれが先というよりは、イギリスや中東の国々との貿易船の往来により、台風という自然現象を様々な国の貿易商が伝えあっていくうちに、言葉が変遷していったのでしょうね。

その部分をさらに色々調べていくと面白いかもしれません。

今後は英語の文献になっていくかとは思いますが・・・

まとめ

日本語の台風の語源は日本語ではなく、中国語か英語という説が有力でしょう。

私たちが当たり前に今使っている言葉の成り立ちを調べてみるのも面白いかもしれません。

英語を習得するうえで単語の数が多ければ多いほどコミュニケーションの幅は広がります。

知っている単語や言い回しを増やすこと、当たり前のことですがそれが英語コミュニケーションの上達のこつです!

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