発音が綺麗ですね、と言われるようになりたいあなたへ
英語が話せるようになりたい。
ツアーコンダクターに頼らない自由な外国旅行をしたい。
外国の友達が欲しい。
もしあなたが海外の人とコミュニケーションをとろうと思ったら、何語で話しますか?
世界の人口は約73億人、そのうち英語を話す人口は15億人。つまり5人に一人は英語が話せるということになります。
英語が話せるようになれば、外国のお友達を作ったり、海外旅行も自分で行くことができるようになるかもしれません。
私は小さい頃から英語が大好きでした。好きな読書も外国の話が好きだったり、もともと西洋への憧れがあったのだと思います。
小学1年生頃から英会話教室に通い、中学3年生まで通い続けました。理由はもちろん英語が好きだったから。先生はイギリス人で、イギリス英語で耳をならしてきました。
自分が英語得意かも?と思ったのは、今日学校に外国からの訪問団がやってきて、英語で児童代表で質問をするという機会をいただきました。一応クラスでのオーディションがあり、発音がなかなかいいんじゃない?と褒められたことが私の英語熱に更に火をつけました。
人より得意なものがあるというのは、自分の自信にもつながります。
褒められてからは、英語の勉強にますます熱が入り、中学ではスピーチコンテストに出場、3年間どのコンテストに出ても優勝し続けるほどでした。
ほかにも私と同じ年代の方で小さい頃から英語を勉強してきた方もいらっしゃいましたが、英語の発音に関しては誰にも負けない自信がありました。
なぜ発音がよくなったのか、自分で検証したことがなかったので、英語発音クリニックとして自分の経験をもとにこれから英語を学習する方に少しづつお話していきたいと思います。
音楽としてとらえる言葉
まず小さい頃にトーキングカードという英単語を機械でリピートする教材を持っていて、それで遊ぶのが好きでした。カードの表には絵がかいてあり、裏にはその英単語が書かれていました。
そのカードを専門の機械に通すと、ネイティブの綺麗な英単語を発音してくれるのです。
ちなみにその機会は録音機能もあり、お手本をまねて自分の声を録音したものです。
このカードが擦り切れるまで遊んだお陰で、耳がだいぶ慣れたように思います。
そのあとは英会話教室のイギリス人の先生の授業で、直接生の英語に触れたことも良い経験でした。
中学では、最初英語の綴りを覚えるところでだいぶ苦労しましたが、文法に関しては頭の中に、それまでさんざん聞いてきた英文がインプットされているので、あとはそれを規則に当てはめてアウトプットするだけ。
このように英語が一つの音のかたまりとして頭の中に入っていると、その後はそれを応用するだけということに気づけば、あとはいかに基本の部分を暗記していくかです。
おそらく小さい頃にトーキングカードで簡単な英単語を意味とセットで繰り返し耳に叩いこんだ経験が耳を育てたのだと思います。
どのように言葉を音楽としてインプットしていくか
いつの時代も聞き流し方式の英語教材が流行りますね。
え?聞き流すだけで英語が上達するの?
私は聞き流しの英語教材を使用したことがないので、効果のほどはわかりませんが、人間やはり、興味のあることは知りたい!と思うし、興味のわかないことに対しては情報も脳の中に新しい情報として入ってきませんし、入ってきたとしても残りません。
残らないということは、次に使えないということです。それって残念ですよね。
英語学習の一番のポイントはいかにして脳の中に記憶として残し、次回使いたいときに引き出しからひっぱってこれるか。
だから聞き流しの英会話教材の内容がリスナーの興味のある内容なのか?というところも大きなカギとなるでしょう。
言葉を音のかたまり、音楽として頭のなかにインプットする。
小さい子の言語習得についていえば、子どもは母親や身近な大人からの親密な語りかけによって言葉を習得していきます。母親は子供に何度もゆっくりと語りかけます。
この「繰り返し」と、本人が「興味のあることをチョイスする」という方法で、子どもの脳には音のかたまりとしての言葉が蓄積されていくのです。
大人が「音のかたまりをインプットする」英語発音学習法
まずは英単語を音としてインプットしていくことが基本です。興味のある分野やこの単語何だろうと思ったらまず調べる。今はインターネットの中に辞書機能があるので便利です。しかも音声で読み方も教えてくれます。
気になる単語があったら即調べてみる。これが言葉の習得の一番の近道です!単語が入ったところで長い文章に入りましょう。
自分が知りたいニュース等を見るのもよいですね。
気になる話題や時事ネタなど、新しい情報を知りたいという気持ちが強い動機となります。
言葉の習得に大事なのは、伝えたい、知りたい、という強い動機です。興味のあることは脳内に記憶として残りやすいのです。
この心理と脳の働きを最大限に利用して英語の勉強もう一度初めてみませんか?