レジ袋有料化によるエコバックの大躍進
2020年7月から、プラスチックごみを減らすためのレジ袋有料化が始まりました。
今まで買い物をしたら当たり前のようにもらっていたレジ袋。
店側もレジ袋を無料で客に渡すことはできません。
客は一枚のレジ袋にに、2円や3円支払ってレジ袋を購入しなければならなくなりました。
そこで再注目されているのが…エコバッグです。
レジ袋が有料化される前は、エコバッグを家にたくさん持っていても、外出するときに携帯するのを忘れたり、車に忘れたり、少し気恥しかったりして、積極的に使うことができませんでした。
しかし有料化になったとなれば、話は別です(笑)
1円だって、ちりも積もれば山となる!…で以前よりかなり積極的にエコバックを使用するようになりました。
さて今大活躍のエコバック。エコバックってネーミングがしっかり定着していますが、外国でもエコバックという言葉、つうようするんでしょうか?
今回はエコバックという言葉に迫ります!
Eco bag ・・・海外では通じないかも
さて本題です。エコバックという言葉は日本で誰かがネーミングしたものです。
環境問題がクローズアップされる中、プラスチックごみを減らすため、買い物をするときの袋を持参することでごみを減らそうという流れの中で作られた言葉だと推測します。
おそらくエコな(環境に優しいecologyな)バッグで、エコバック。わかりやすい!
しかし海外では、買い物をするときのバックは、エコバックとは言いません。
reusable bag(再利用可能なバック)、またはshopping bagという単語を使います。
ちなみにイギリスでは A bag for life といいます。
一生使えるバック…という意味なのか・・・
イギリスのBag for lifeの仕組み
イギリスにはスーパーの種類が日本のほど多くありません。
大手のスーパーが大体6つくらい。イギリス全土どこにいってもこの大手スーパーしかない。
庶民派クラスのスーパー、TESCO ASDA、中流クラスがSainsbury’s、上流クラスがWaitroseや
Marks & Spencerと分類できます。わかりやすいですよね・・・。
品物のクオリティーがこのクラスのよってわかれるので、お得でたくさん入っているものを買いたければ庶民派クラスのスーパーへ。おしゃれなパッケージに入っていて、品質の高いものを欲しいときは中流または上流クラスのスーパーへ行くのです。
話はそれましたが、イギリスでも2015年以降レジ袋の有料化がはじまり、bag for lifeの流れになっています。大手スーパーでは店独自のデザインのエコバックが販売しています。値段は素材や機能によってお手頃なものから少しお値段のするものもありますが、庶民派代表のTESCOでは、最も安いものでは10ペンス(約15円)で再利用可能なエコバックが購入できます。
特記すべきは、そのシステム、なんとそのスーパーで買ったエコバッグ、破けたりしたら無料で新しいものと交換してくれるのです。まさに15円で一生使えるエコバック。
でもそのbag for lifeも素材は厚手のプラスチック素材ではあるので、使って破れたら捨てて新しいものと取り換えるというサイクルはやや微妙なところではありますね。
2015年に一足先にレジ袋有料化したイギリスも、新しいネーミングでプラスチックごみの削減に取り組んでいるようです。余談ですがイギリスのスーパーのエコバックはデザインが可愛く、スーパーのロゴも入っているので、お土産におススメです。
ということで、まとめとしては、エコバックはエコとバックを組み合わせた日本語なので、海外では通じにくい。正しくはreusable bag またはshopping bagを使用することをお勧めします。